【2021年 8月のお寺の掲示板】

想いは目には見えないけれど
  あらゆるものを育む根源だと思う
株式会社 muse代表取締役 勝 友美

「人と向き合うということに人生の本質があり、本質に向かう仕事をする集団として、私たちは出逢って下さった全ての方に、幸せになって頂けるような仕事がしたいと強く願っている。」と語るRe:museを大阪、六本木、銀座の3店舗を経営する勝友美さん。

簡略化とシステム化が進む時代背景の中では、とても非合理なスタイルではありますが、着る人の夢や目標、生き方をも表現する、「魂を込めたスーツ」こそが、ミューズがプロデュースする世の中に提示する価値でありその為に、とことん人と向き合った仕事をし続けたいと思っています。


 とのことで、何を目的にこのスーツを作るのかということを十分にヒヤリングし、十分な採寸と設計、国内で400もの工程をかけて縫製しているとのこと。

提供するスーツは、「人を自信で包み、生き方に影響を与えるヴィクトリースーツ」と呼ばれています。

僧侶は衣と袈裟を身につけますが、毎年の親鸞聖人の祥月命日の法要である報恩講では、コレと決めた五条袈裟を着用しています。

言うならばヴィクトリー五条袈裟❗️

その五条袈裟が自分にまで届いてくださった背景に恥じないお勤めを行おうと毎回思います。

「一着のスーツで 人生が変わる」

その想いで顧客、スタッフ、縫製職人と丁寧に向き合い、スーツをつくった方々の交流会=ヴィクトリークラブ(ご縁づくり)をされています。

個人的には、職人さんを大切にされているというところがステキです。決して表に出る方々ではないけれど、想いが同じでなければよいものは作れない。技術が継承されなければ、今やっていることができなくなってしまいます。
お衣に関する職人さんも減少していってますが、組紐、織、刺繍、糊貼り、裁断、木地、塗りなど工場を見学させていただくたびに、技に感動しています❣️
言葉に出会うきっかけはこの動画を愛知➡︎京都の車の中で聞いてです。radio代わりにで観てませんよ。

KUDEN 想いが未来を創る 勝友美
想いは辞書で調べると考える、思いをめぐらす、まだできていない作品の具体的なイメージとありました。
頭で考えたり心で感ずるのが思うで、心でその具体的姿を見るのが想うであるとのことが調べたら載っていました。

勝友美さんが心で具体的に見ていた姿。それをさまざまな困難がありながらも諦めず、想いを原動力として必要なことを学び、助けを求め、協力して、自ら動いて、人と人をつなぎ創った姿がre:museとしてカタチになったということです。

仏説無量寿経、仏説観無量寿経の中では、想念という言葉が出てきます。覚りを得る、浄土を観るという場面でいずれもぼんやりと思っているのではなく具体的な姿を想うという場面です。

具体的な姿を心で想うことで覚り、浄土を観ることにつながっていきます。

想いと、それをカタチにしていくための具体的な行動の必要性を改めて学びました。
想いがなければ為すべきもの為されない。楽円寺は1503年の御本尊をいただいたことから、今に至っておりますが、間違いなく、僧侶、門徒、地域の方の想いの連続性があってこそ、今、そこに在るということです。
想いのバトンの受け渡しで518年。この先も受け渡しできるように務めます。


雲晴山樂圓寺

愛知県豊田市田振町(旧足助町)にある、🌲山あいのお寺です。宗派は真宗大谷派(東本願寺)です。1503年本願寺第9代実如上人にご本尊をいただいたのがお寺の始まりで、現在の本堂は、嘉永3年庚戌(1850)年3月8日再建。ロゴマークは市指定天然記念物のカヤの木の葉と実、真ん中にイチョウの葉をあしらったもの。名古屋造形大卒の門徒に何種類かデザインいただき、2019年秋彼岸に門徒による投票で決めました。

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