安楽寺のこと
【由緒】
安楽寺はいつからあるのか不明である。しかしながら、文化10年(1813)の銘がある喚鐘があるので、その時にはこの地にあったと思われる。
また、天保9年(1838)の宗祖親鸞聖人および七高僧の絵像もある。
道路から細い急坂を約20m登った高台の崖上にあり、南を向いて本堂が建っている。
【本堂】
本堂は4.5間で、広縁や矢来内もない。内陣の奥行きは1間。寄棟造茅葺(トタン覆)。1間の桟瓦葺向拝付き。
浄土真宗の原形である念仏道場のかたちが野林の集落にもできていた。かつては寄り合いの場としてお寺があったが、今はすぐしたに集会所ができている。
【法要】
いつからか3年に1回報恩講が勤まっている。
【そのほか】
欄間の彫刻は大正2年
本尊 阿弥陀如来立像
絵像 親鸞聖人、達如上人、七高僧
本堂の東側にはかつては庫裡と便所があったが今はない
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