【2023年2月のお寺の掲示板】
欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を失う
高橋泥舟
過ぎた欲望は人生を惑わすもの
高橋泥舟は1835年(天保6年)に旗本・山岡正業の次男として誕生。
忍心流槍術を学び、海内無双・神業と評されるほどの武人であった高橋泥舟の噂は幕府まで届き、1860年には講武所槍術の師範となる。
さらに、一橋慶喜に随行して上京したり、官軍への恭順を説得したり、従五位下伊勢守を与えられる。
最後の将軍・徳川慶喜に信頼されて、よき相談役として慕われていたとのこと。
自分では欲深くないよと思って行動している。自覚などたぶんないんだと思います。
そして、積み重なって積み重なって自分の行く道が見えなくなっていく。
欲しいだけだと、手に入ったら一旦満足したかに見えて、また別のものが欲しくなる。
自分のありたい姿は何なのか、何が目的なのか。
目指す姿が先に見えていれば、積もる雪の中でも道を失わずに進んだり、一旦引き返したりできそうな気がします。
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