2020年8月のお寺の掲示板
人生の上で、苦しみ悲しみが避けられない事実であるならば、今のこの苦しみは私を育てる存在。などと見方を変えて、受け取り方を変えることができるといい。
【優の語源】
動詞「やす(痩す)」が形容詞化した語で、もとは、身もやせ細るほどに恥ずかしいという意味。万葉の時代から、人や世間に対して気恥ずかしい、肩身が狭いの意味で用いられていた。
平安時代になって、恥ずかしく思う気持ちから周囲の人に対して控えめにふるまうさまを優雅、優美であるとして評価するようになり、やがて、心づかいが細やかで思いやりがあるという意味へと変化していった。
【憂の成り立ち】
「憂」という字の成り立ちは、『大切な人を亡くして悲しんでたたずむ人の姿』を表しているとか。
悲しんでたたずんでいる人の横に、さらに人がよりそっている形が「人偏に憂」の「優しい」、「優」という字。悲しむ人のそばで、その人の悲しみに心を痛め、わが事のように悲しむ姿。そこに「やさしさ、気遣い、思いやりの深さ」を感じたという。
【憂は会意文字】
頭+心+歩
思い悩みふらふらと歩くさま🚶♀️とのこと。
早歩きはダイエット効果があるらしいです。が、ゆっくり歩けば、いつも通り過ぎていて見えていなかった世界が見えてくるかもしれません。
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