【2021年11月のお寺の掲示板
「善悪の字しりがおは おおそらごとのかたちなり」 親鸞聖人「正像末和讃」
左手で書きました❗️なんとも言えないカタチ
よしあしの文字をもしらぬひとはみな
まことのこころなりけるを
善悪の字しりがおは
おおそらごとのかたちなり
という和讃があって、その意味は
「よしあしという文字を知らない人はみんな、真実の心を持った人です。
善悪の文字を知ったかぶりして使うのは、かえって大嘘の姿をしているのです。」
ということだそうです。善し悪し知っている方がいいんじゃない❓と思ってしまうところですが、親鸞聖人はそーいう人を
「おおそらごと」とは大嘘つきと言われています。🤥
自分が判決を下す裁判官みたいな顔して、それは善い、それは悪いとなんでも知っているかのような顔していることって省みれば沢山あるような気がしますね。
よく分かってないのに分かった顔して決める、決めつける。白黒つけたがる。
Mr.ChildrenのGIFTという歌詞の一節に
「白か黒で答えろ」という 難題を突き付けられ ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている 迷ってるけど
白と黒のその間に 無限の色が広がってる…」
とあります。
白か黒か
そもそも自分でも心の中では困ってる。迷ってる。迷っていて、白と黒の間の無限の色に気付いてる。気づいているにも関わらず、状況に飲まれて白黒言っているときもあるかと思います。
ホントはあるままを表現したらいいのに、相手の反応が怖くて無理に白黒言っている。
自分に閉じこもるが故に、おおそらごとを垂らしながら生きている🤥
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